行キソデ、行カナイトコヘ、行コウ。見テソデ、見テナイモノヲ、見ヨウ。

2010年5月1日土曜日

万博記念公園に行ってみた。

万博記念公園に行ってきた。


漫画『20世紀少年』の影響か、このEXPO'70の跡地に訪れる観光客は増えているらしい。

滋賀県からだと、JRで京都に出てサントリーのウイスキーで有名な山崎という所で阪急線に乗り換え。でもって大阪モノレールに乗って万博記念公園で到着。

この万博のシンボル、太陽の塔が早速お出迎え。
250円払って中へ。

少し前まではエキスポランドがあったけれど、残念ながら倒産。
2005年までは、エキスポタワーなんて、物もあったけれど、それも撤去。
もう、当時の姿を残すものは数少ない。

やっぱり太陽の塔って凄いな。迫力がある。
 

実は、太陽の塔って後姿がカッコいいのだ!




たまたまやろうけど、この写真を撮った時、太陽の塔の後姿は太陽の影になっていた。
光があれば、必ず影がある。
その影は干渉はしてこないけれど、影響は確実に及ぼしている。


この妙ちきりんなモニュメントは噴水。
ここは夢の池という池。なぜか、この時は水は張ってなかったけれど。
水があるときでもこの噴水は動いてないらしい。

この建物は鉄鋼館というパビリオンの跡。数少ない当時のパビリオンだ。
現在はEXPO'70パビリオンとなり、当時の色々な資料が展示されている。

 
 
スペースシアターホールは見物。




万博が開催されたのは1970年。
第二次世界大戦が終わって四半世紀しか経っていないころだ。
大阪万博は信じられない規模の国家プロジェクトであり、お祭りだった。
6421万8770人が、この博覧会にやってきた。
たった一日で来場者数が83万6千人に達した日もあった。

人類の進歩と調和

この言葉には、きっと未来に対する平和への願いが込められている。
そして、それを実現出来るかどうかの1つの試金石として、この万博を開催したんだと思う。
万博は大成功を収めた。
そして、あれから40年。人類は確実に進歩した。



調和は?

1960-1975年、ベトナム戦争。
1971年、第三次印パ戦争。
1973年、第四次中東戦争。
・・・・・・

今でも、あちこちで戦争や紛争、争いごとが起こっている。
でも、日本はその「影」にいて、平和を謳歌してきた。
他者の武力の軒下を借り、
ジャパンマネーと呼ばれる武器をばら撒き、
滑稽なまでに及び腰な外交戦略を駆使して、
後ろ指を差されながらここまでやってきた。
我侭で自分勝手なやり方なのかもしれない。

跡地になったけれど、この場所は今でも平和のシンボルだ。


この光景と同じ空間で、同じ地面の上で、争いが繰り広げられていたとしても、この光景を否定できる人はいないと思う。



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